未来への投資:午前中の時間を未来のために
なにゆえ株式会社の代表取締役、山本洋輔です。
「WHYから始めるブランディング」をコンセプトに、企業価値を高めるお手伝いをしています。
最近、午前中をなるべく未来のことに時間を使うように心がけています。
- 半年先の売上や資金のこと
- 新しい商品の企画
- アフターフォローの改善
- コラボレーションの可能性
- 自社のメッセージ発信
緊急な対応や必要な打ち合わせもありますが、信頼できるメンバーにできることは任せ、「ここは未来のための時間」と自分に予約を入れられるようにしています。実際、最近では一日のうちの15%近くを、未来のための投資時間に充てることができています。
過去から学ぶ:売上8.8倍への道のり
この記事を書くにあたって3年前の自分の記録を振り返ってみました。その結果、驚くべきことに気づきました。それは、一日24時間のうちで未来に使える時間はたったの【3%】だったということです。他の時間は、休息を取っていたわけではなく、むしろ自分一人で必死に働いていました(当時、子どもが小さかったのも大きな要因です)。
そしてその頃の売上は、今の【1/8】に過ぎませんでした。この状態から、どのようにして3年間でタイムマネジメントを改善し、売上を8.8倍にまで引き上げることができたのでしょうか? 私の経験をもとに、以下の3つのステップをご紹介します。
- 時間の使い方の把握
- 目指す未来・目的を決める
- 第二領域以外を他人に任せる
ステップ1:時間の使い方の把握
スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』を再読した際、時間管理のマトリックスが目にとまりました。このマトリックスは、緊急度と重要度の2つの軸を組み合わせて、時間の使い方を4つの領域に分類します。
- 第一領域:緊急かつ重要な領域
- 第二領域:緊急でないが重要な領域
- 第三領域:緊急だが重要でない領域
- 第四領域:緊急でも重要でもない領域
私自身、一日をどのように過ごしているのかを具体的に把握することから始めました。そして、それを可能にしたのが「TaskChute Cloud」というタスク管理ツールです。このツールを使って24時間の行動を1分単位で記録し、その結果を毎日確認することを1年間続けました。
すると、何と無目的に動く時間が徐々に減り、仕事内容によってどれくらいの時間が必要かが見えてきました。この一点だけでも、売上は向上しました。ただ、その一方で忙しさは変わらず、むしろやるべきことが増えて忙しさは増したかもしれません。
そこで気づいたのが、「緊急でないが重要な領域」で何をすべきかという問題です。この「第二領域」が、ただ忙しさを増やすだけの活動になっている感じがしたのです。そこで考え直したのが、自分の「WHY」、つまり自分が仕事をする理由や、人生で大切にしたいことは何か、ということです。これを明らかにすることで、自分が何のために時間を使うのかを明確にすることができました。
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次回の記事では、「目指す未来・目的を決める」と「第二領域以外を他人に任せる」について詳しくお話しします。お楽しみに。
お読みいただき、ありがとうございました!