自分に合うタイムマネジメントを見つけよう:クリフトンストレングスとウェルスダイナミクスを経営に活かす

自分に合うタイムマネジメントを見つけよう:クリフトンストレングスとウェルスダイナミクスを経営に活かす

前回は、私が一日のうちわずか3%しか自分の未来に使っていなかったところから、3年間でそれを15%まで引き上げるまでのプロセスを、「売上を8.8倍にしたタイムマネジメント」の3つのステップとして紹介しました。これらのステップは次の通りです:

  1. 時間の使い方の把握
  2. 目指す未来・目的を決める
  3. 第二領域以外を人に任せる

前回の記事

ステップ2:目指す未来・目的を決める

今回のブログでは、この「目指す未来・目的を決める」について詳しくお話ししたいと思います。

自分がどのように時間を使っているかを一定程度把握できてきたところで、我々が何をするべきかが一層重要になってきました。特に【第二領域:緊急でないが重要な領域】で何をするべきかを明らかにすることは不可欠です。この領域は、自分が望む未来や結果を作るための時間です。しかし、逆に言えば、明確な目的が必要で、以下のような問いに答えることが重要となります:

  • どんな仕事をしていきたいか
  • 誰と過ごしたいか
  • どんな社会を作るために時間を使いたいか

このプロセスを通じて、私は以下の3つの手段を用いてこれらの問いに答えました。

自分を知るための具体的な手段

  1. 自身の強みの診断
    • 自分が得意とするものを明確にし、クリフトンストレングス(旧ストレングス・ファインダー)やウェルスダイナミクスの診断を利用して客観的な強みを確認しました。その結果、私はビジュアルよりもテキストベースで物事を理解していることに気づきました。この発見は、マーケティングを学び、論文を書くといった新たなチャレンジを始めるきっかけとなりました。その結果、顧客に対する貢献手段が増え、それが結果として売上に反映されました。
  2. 個人パーパスの明確化
    • 次に、自分が生涯を通じて取り組みたい仕事を明確にしました。過去の経験から印象深い出来事を思い出し、その意味をマッピングするなどのワークを通じて、自分にとって大切な価値観や判断基準を明確にしました。それらを通じて、社会においてどのように存在していたいかを自覚しました。
  3. 事業理念の明確化
    • 最後に、事業の理念を具体化しました。顧客に最大の価値を提供し、同時に自分自身がワクワクするような目標を言葉に落とし込み、それを自分の部屋の壁に掲示しました。これにより、理念を日々の行動に反映させることが可能となりました。

これらの過程を通じて、私は自分にとってどの時間が価値あるものであるかを理解しました。第二領域の時間は、自分が目指す理想に近づくための時間であり、積極的に確保したくなります。また、それ以外の領域も、理想を実現するための重要なプロセスと位置づけることができるようになりました。

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タイムマネジメントで得た大きな成果

私が得た大きな成果の一つは、休息に対する罪悪感がなくなったことです。自分が何を目指しているのかを明確にした結果、何でもやらなければならないという焦りがなくなり、休息の時間を大切にできるようになりました。

以上のように、試行錯誤の中で時間をかけて、私は自分が望む未来や目的を明確にしてきました。次回は、第二領域以外を他人に任せることについてお話します。もし、今回の内容についてもっと知りたい、質問がある場合は、お気軽にご連絡ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

山本洋輔

山本洋輔|なにゆえ株式会社 代表取締役

1986年生まれ 岐阜県出身。映像制作会社に勤務したのち独立し、のべ500社・1万件以上の様々な媒体・形式のクリエイティブを手掛ける。2014年にドイツ発の解説動画制作会社 simpleshowの日本法人立ち上げ期に参画、上場企業80社以上の解説動画を制作。2017年、幼児教育コンテンツの企画制作を手がける株式会社マルタントン取締役に就任し、マーケティング領域を担当。2022年、なにゆえ株式会社設立。2児の父。東京都多摩市在住。

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