社長のタイムマネジメント:社員に任せられる仕事を明確にしてブランディングに取り組む

未来を作るために”人に任せる”

WHYから始めるブランディングで企業価値を高めるお手伝いをする会社、なにゆえ株式会社 代表取締役の山本洋輔です。

前回は「自己の使命を自覚する3ステップ」について、自社にとって重要な時間をどのように確認するかを3つの手段を用いて解説しました。

  1. 時間の使い方の把握
  2. 目指す未来・目的を決める
  3. 第二領域以外を人に任せる

今回のテーマは、この「③第二領域以外を人に任せる」について詳しく解説します。

第一回の記事

第二回の記事

どのタスクを人に任せるべきか?

私たちが【第二領域:緊急でないが重要な領域】で実行すべきことが明確になった後、私たちは「それ以外のことを他人に任せることはできないか?」と考えるべきです。

他人にタスクを任せるということは、そのタスクを一貫して高い品質で結果を出せるようにすることを意味します。そのためには、タスクを細分化し、どこまでを他人に任せるかを明確にする必要があります。人だけでなく、ツールを使うことも重要です。例えば、エクセルのマクロ機能やPhotoshopのアクション機能などが役立つでしょう。

ここで少し話を逸れますが、「やらないことを決める」これも非常に有効な戦略です。

この考え方を通じて、他人に委ねられない仕事こそが、あなたが直接取り組むべき仕事であるということが明確になります。そしてもちろん、タスクを任せる相手は信頼できる仲間であるべきです。

私のタスク分担の具体的な例

現在、私が直接手がけているタスクは以下の通りです:

  • クライアントの相談に乗る
  • クライアントとアイデアを話し合う
  • 半年先の売上や資金のことを考える
  • 新しい商品のことを考える
  • アフターフォローのアップデートをする
  • コラボレーションについて考え仕掛ける
  • 自社の発信をする

これらのタスクが残った後、私は以下の3つのステップで捻出した時間を使用し、未来を作る仕事を行っています。

  1. 時間の使い方の把握
  2. 目指す未来・目的を決める
  3. 第二領域以外を人に任せる

ブランディングと未来形成

ブランディングは、経営者と共に企業の未来を考え、顧客と永くつながるための取り組みを指します。逆に言えば、目の前の仕事だけに集中し、未来について考える必要がないというお仕事スタイルとは相性が悪いのです。

理想と現実の間にギャップがあると感じたときこそ、ブランディングの力が発揮されます。

関連記事

以上、3回の投稿に分けて未来を作るためのタイムマネジメントについて解説しました。もし、今回の内容について詳しく知りたいと思ったり、質問がある場合は、お気軽にご連絡ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

山本洋輔

山本洋輔|なにゆえ株式会社 代表取締役

1986年生まれ 岐阜県出身。映像制作会社に勤務したのち独立し、のべ500社・1万件以上の様々な媒体・形式のクリエイティブを手掛ける。2014年にドイツ発の解説動画制作会社 simpleshowの日本法人立ち上げ期に参画、上場企業80社以上の解説動画を制作。2017年、幼児教育コンテンツの企画制作を手がける株式会社マルタントン取締役に就任し、マーケティング領域を担当。2022年、なにゆえ株式会社設立。2児の父。東京都多摩市在住。

ブランディング・講演のご相談はこちらから