ホームページにボタンを設置しすぎるとどんなデメリットがあるのか【中小企業のウェブ戦略】

ホームページにボタンを設置しすぎるとどんなデメリットがあるのか【中小企業のウェブ戦略】

こんにちは。WHYから始まるブランディングで、同業他社がいても比較されずに選ばれる会社づくりを支援する”なにゆえ株式会社”の代表取締役、山本洋輔です。

今回は弊社の事例をもとに、
「ウェブサイトの出口はなるべく少なく!」
というお話をしてみたいと思います。

当社のクリエイティブ事業では、中小企業のウェブサイト制作を多数担当しています。

とある打ち合わせの中で、ウェブページ内に設置するボタンの数(別ページに移動するリンク)について相談をいただきました。

「いろいろ知ってもらいたいから、ボタンの数を増やしたいけど、それって何か問題ありそうでしょうか?」
というご質問でした。

そこで私からこの施策に対するメリットとデメリットについてご説明をさせていただきました。

ページ内にボタンを増やすメリットとデメリット

まずページ内にボタンを増やすメリットとしては、

  • 別の記事を読みたい
  • 問い合わせをしたい
  • 会社について知りたい
  • サービスについて知りたい

などバラバラのニーズをカバーできるという点があります。

ポータルサイトやページ数の多いサイトのトップページに適していると言えるでしょう。

次にデメリットとして、
次の行動への選択肢が多すぎて、狙いのアクションを逃しやすくなる
といったことが考えられます。

ボタンやリンクが多いほど気がそれやすくなり、目的の行動をとってもらえなくなる可能性が高まるのです。

このように、打ち合わせではメリット・デメリットを比較いただきました。

そして今回の場合、お客様からの問い合わせを得ることが目的だったため、問い合わせページへのボタンのみに絞ることになりました。

「確かに不必要な出口を増やすのは、お客様を迷子に誘っているようなものですよね」
というご納得の言葉をいただきました。

ページの存在目的をはっきりさせればボタンの配置と遷移先は決まる

ページを制作する上で、出口が明確でないと不安になってしまいいくつもの選択肢を用意したくなります。
しかし、目的をはっきりさせた上で制作に入れば、「目的達成に近づくか?」という観点だけで確認をすれば良くなります。

結果、制作のスピード・質が上がり、成果も出やすくなります。

反対に、たくさんボタンを設置したくなるのであれば、そのページの目的が絞れていないことになりますね。

ぜひ、自社に当てはめて、サイトの出口点検をしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

山本洋輔
なにゆえ株式会社
代表取締役 

山本洋輔|なにゆえ株式会社 代表取締役

1986年生まれ 岐阜県出身。映像制作会社に勤務したのち独立し、のべ500社・1万件以上の様々な媒体・形式のクリエイティブを手掛ける。2014年にドイツ発の解説動画制作会社 simpleshowの日本法人立ち上げ期に参画、上場企業80社以上の解説動画を制作。2017年、幼児教育コンテンツの企画制作を手がける株式会社マルタントン取締役に就任し、マーケティング領域を担当。2022年、なにゆえ株式会社設立。2児の父。東京都多摩市在住。

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