集客の前にやるべき4つのこと!<コーチのための市場価値を高めるブランディングトークセッション 2024年5月20日 リポート>

2024年5月20日、なにゆえ株式会社(代表取締役 山本洋輔)とBe a Smile(代表 山田真伸氏)が共催したオンライントークセッションが開催されました。

コーチのための市場価値を高めるブランディング」をテーマに、山田氏が昨年8月から取り組んできたブランディングプロセスについて具体的な事例を交えて紹介しました。

一週間前に急遽企画されたにもかかわらず、録画参加含め20名近いお申し込みがありました。

先日の記事でもご紹介したとおり、日本のコーチング市場は2015年の50億円から2019年には300億円に急成長し※、競争が激化しています。

その中にあって、コーチの皆さんのブランディングに対する関心の高さが伺えました。(※日経新聞 2020年5月8日

Be a Smileのブランディング実践と効果

山田氏は、ブランディングによって大きくふたつの変化があったと語りました。

  • 理念の明確化(個人理念と事業理念)
  • 提供価値とその価値を届けたい対象の明確化

細かな要素を見ていくと、紹介や問い合わせの増加、ウェブでの検索順位向上、企業研修の依頼増加などが挙げられました。

山本からも、弊社で提供しているブランディング構築手順の説明がありました。そこでは集客は5番目に行うものとされており、山田氏はその順番に驚いたことを覚えていると語りました。

弊社オンラインセミナー資料より抜粋

ブランディングは要らないものを除いていくプロセスだった

イベントでは、山田氏が実際に行ったブランディングのプロセスについても詳しく解説されました。

もともと「万人受けするコーチング」を提供していたものが、ブランディングセッションを進めていくにつれて、誰に対してどんな価値を提供するのが自分の仕事かが明確になっていったといいます。

最終的には2つの事業に絞ることができた結果、問い合わせが大幅に増えたということです。

企業研修事業の提供価値(Be a Smile ウェブサイトより)
コーチング事業の提供価値(Be a Smile ウェブサイトより)

この結果をもたらした要因はどんなことだったのでしょうか?

これに対しては、個人の思いやこだわりと事業の目的や対象を自覚的に分けて持っておくことの重要性について語られました。

参加者からは「その視点はまったくなかった」と驚きの声をいただきました。

他にも、価値を正確に伝えるための商品・サービス説明の順番や自社ウェブサイトでどんなことを載せるべきかなどについて、具体的な事例を踏まえたトークが行われました。

参加者からは

「イベント中に改善できるポイントを見つけたので今後の反応の変化が楽しみ」

自分のサービスを説明するときに気をつける要素の順番がわかりました!

などのお声をいただきました。

ブランディングの重要性と今後の展望

今回のトークセッションを通じて、ブランディングの重要性とその具体的な手法についてお伝えすることができました。

山田氏の成功事例から、専門性の掛け合わせによる独自の強みを活かし、効果的に市場にアプローチする方法を紐解いていきました。

これからのコーチング市場で成功するためには、自身の強みを明確にし、適切に価値を伝えるブランディングが欠かせません。

本イベントの内容を活かし、参加者が今後の活動にブランディングの視点を取り入れることで、さらに飛躍していくことが期待されます。

山本洋輔|なにゆえ株式会社 代表取締役

1986年生まれ 岐阜県出身。映像制作会社に勤務したのち独立し、のべ500社・1万件以上の様々な媒体・形式のクリエイティブを手掛ける。2014年にドイツ発の解説動画制作会社 simpleshowの日本法人立ち上げ期に参画、上場企業80社以上の解説動画を制作。2017年、幼児教育コンテンツの企画制作を手がける株式会社マルタントン取締役に就任し、マーケティング領域を担当。2022年、なにゆえ株式会社設立。2児の父。東京都多摩市在住。

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