こんにちは。
企業の魅力や唯一無二性をWHYから始まるストーリーで「見えるようにする」ブランディングの会社、
なにゆえ株式会社 代表取締役の山本洋輔です。
今日は、ランディングページ制作※のご相談をいただいた際に聞いた、とあるジム経営者のお話を深掘りしてみます。
※ランディングページとは、検索や広告などを経由してユーザーが最初に訪問するページのことです。訪問者がホームページに着地する(land)ため、こう呼ばれています(略してLP)。
そのジムでは新しいサービスを始めるにあたって、既存のお客様にメールやLINE、チラシなどでご案内をしていますが反応はイマイチ。しかし実際に会った際に直接話すと「あ、そういうことだったの?めっちゃ良いサービスだね!」
と言われるのだそうです。
オンラインで商品やサービスの魅力を伝えるためには?
なぜ実際に会ってお話するときはうまく魅力が伝わるのにメールやチラシでの発信となるとうまくいかないのでしょうか?
もちろん、社長がお話がうまいというのもあるかもしれません。
しかし、私たちがこれまでに蓄積してきた経験や知見から見ると、もう一つ重要な要素が存在します。
それは、「誰に向けて」メッセージを送るか。この明確さの違いです。実際にお話をしているときは、目の前のお客様に対してリアルタイムで言葉や身振り、手振りを使って話します。
その方の性別や年齢、お住まいや家族構成、その日の気分やそれまでの会話の流れなどあらゆる状況を踏まえて完全カスタマイズで会話をしますよね。
そしてすぐに反応が返ってきます。しかし、チラシを作っている最中はどうでしょうか。
目の前にはパソコンや紙があるだけなので、伝えるメッセージが曖昧になりがちです。つまり、伝える相手が明確かどうかがとても重要だということです。
言い換えれば、何を伝えるかの前に誰に伝えるかをしっかりと設計することが必要といえるでしょう。では、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか。
誰に伝えるかを設計する5つのステップ
既存の顧客や友人などサービスに関心を持ってくれそうな実在する1人を決めます。
属性や好み、習慣などをできるだけ細かく挙げていきます。
生活の中でどのようなことに悩み、不便を感じているかを具体的に考えます。
どんなことが変わればその方が喜ぶか考えます。その方が喜ばせたい相手まで想像すると◎。
気持ちが動くことをイメージして言葉選びやビジュアルの見せ方を考えますこれらのステップを経て広告を計画することで、顧客との共感を引き出す効果的なメッセージが生まれます。
これこそがいわゆる「ペルソナ設定」の真髄です。
特に中小企業やスモールビジネスでは、大企業のような広範なイメージ広告よりも、具体的な反応を引き出すアプローチが求められます。ぜひ、上記のペルソナ設定の手順を自社に当てはめていただければと思います。
このようなマーケティング、クリエイティブに関する売上や採用、仕組み作りに役立つ勉強会を8月に企画します。
またご案内しますので、ぜひご参加ください。最後までお読みいただきありがとうございました!