中小企業がホームページ集客ですべきSEO対策は?具体的な施策や注意点を解説!

なにゆえ株式会社の近藤です。会社を創業してホームページを作成したものの集客に躓いている中小企業の方々も多いのではないでしょうか。

ホームページを作成してユーザーを集客するためにはSEO対策を理解しておかなければなりません。SEO対策を理解しておくことでホームページや作成した記事に多くのユーザーが集まり、中長期的な集客が期待できます。

本記事では、中小企業がホームページでSEOを駆使して集客する際の施策や注意点を紹介するのでぜひ参考にしてください。

なお、中小企業のホームページ集客はSEOをはじめSNSや動画などを活用した総合的なマーケティング戦略を取り入れることでより良い集客が可能となります。

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そもそもSEO対策とは?

SEO対策とは「Search Engine Optimization」の略称で、検索エンジンで自社サイトの表示順位を向上させるための対策のことです。

適切なSEO対策を施すことで検索エンジンから評価され検索順位が上がり、ウェブサイトへのアクセス数が増加し会社の認知度拡大や売上の向上につながります。

SEO対策は長期的な施策となるため短期間での効果を期待することは難しいですが、継続的に取り組むことでサイト全体が評価され高い集客効果が期待できます。

Googleが掲げる10の真実について

Googleが掲げる「10の真実」とは、検索エンジンの提供者として同社の基本的価値観を示す理念です。

1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2.1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3.遅いより速いほうがいい。
4.ウェブ上の民主主義は機能します。
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7.世の中にはまだまだ情報があふれている。
8.情報のニーズはすべての国境を越える。
9.スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10.「すばらしい」では足りない。

SEO対策を講じる際にも10の真実を理解することで、Googleのアルゴリズムに沿ったサイト改善が可能となります。

例えば、理念の1つめの「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」とあるように、Googleはユーザーファーストの記事コンテンツを重要視していることを示しています。

Googleが掲げる10の真実を理解したうえで対策することで検索エンジンからのサイト全体の評価が高まりユーザーの目に留まるようになるのです。

検索エンジンだけでなくユーザーから評価されることも重要

SEO対策では検索エンジンだけでなくユーザーから評価を受けることも大切です。

ユーザーが満足するコンテンツを提供することで、滞在時間やコンテンツの共有が増え、それが結果として検索エンジンによる高評価につながります。

また、サイトを見たユーザーが満足できる情報を提供できればユーザーが自社に魅力を感じてくれて商品やサービスの購入が期待できるでしょう。

SEO対策を初めてする方の中には検索エンジン対策ばかりに固執してしまうケースも見られます。

しかし、商品やサービスの購入などサイトを見て行動を起こすのはユーザー自身です。ユーザー目線を大切にしながらバランスの取れたコンテンツを作成することが、SEO対策の成功につながるのです。

中小企業はSEO対策に力を入れるべき?取り入れる4つのメリット

中小企業がSEO対策に力を入れるべきメリットを4つ紹介します。

  • 検索流入による認知拡大が期待できる
  • ターゲットにしたいユーザーに向けた情報を提供できる
  • 寝ている間も24時間も営業活動をしてくれる
  • 売上の向上が期待できる

それぞれ確認していきます。

検索流入による認知拡大が期待できる

SEO対策を行うことで、サイトへの検索エンジン経由のユーザー流入が増加します。

記事内に自社の商品やサービスの紹介も記載することで、潜在顧客に対する自社商品・サービスの認知拡大が期待できます。

これにより、消費者が選択肢として自社商品やサービスの購入を検討してもらえます。

ターゲットにしたいユーザーに向けた情報を提供できる

SEO対策を行うことで、特定のKWで検索したユーザーに最適化された情報を提供することが可能になります。

KWから逆算してユーザーが知りたい情報を検討したうえで記事コンテンツを作成することで、ユーザーの求める情報を確実に届けることができます。

ユーザーが知りたいと思う情報をピンポイントで提供することでユーザーの満足度が高まります。

会社としてもKWに対する解決策に加えて商品やサービスの強みを最大限に届けられ、購入が期待できるのです。

寝ている間も24時間も営業活動をしてくれる

SEO対策を行い検索エンジン上で上位表示できれば、24時間365日休むことなくサイトを通じて営業活動が可能となります。

通常の店舗型のビジネスの場合では、従業員が稼働していない深夜帯の時間は商品やサービスを売ることができず売上はとまります。

一方でWebサイトは24時間いつでも閲覧可能であるため、サイト内に商品やサービス購入ボタンを設置しておくことでいつでもユーザーから購入してもらえます。

SEO対策をしてサイトがユーザーの目にとまることで、ユーザーはいつでも必要な情報にアクセスが可能となり、購買や問い合わせなどのアクションにつながります。

売上の向上が期待できる

SEO対策を通じて、ウェブサイトへのアクセス数が増加すれば、それに比例して売上の向上も期待できるでしょう。

ユーザーが求める情報を丁寧に提供することで、商品・サービスの購入やリピーターの獲得につながります。

SEOは検索エンジンで順位がつくまでが大変ですが、順位がつけばその後の広告費用をかけることなく、軽いリライトで持続的な集客が可能となります。

月々の広告費を削ることもできるため、企業としての支出を抑える事にもつながります。

中小企業が大企業に打ち勝つためのSEO対策

中小企業が大企業に打ち勝つためのSEO対策を6つ紹介します。

  • ロングテールキーワードを狙う
  • 潜在層向けのキーワードも選定する
  • 特定のトピックに対し専門性の高いサイトを目指す
  • 全てのSEO施策に取り組もうとしない
  • 著者情報や監修者情報を明記する
  • Webマーケティングのサポート会社に頼る

それぞれの詳細を解説するため、SEO対策を行う際の参考にしてください。

ロングテールキーワードを狙う

中小企業がSEO対策をする際は、ロングテールキーワードを狙うことがポイントとなります。

ロングテールキーワードとは、月間の検索数はそれほど多くはないものの特定のユーザーのニーズに合った3語以上で構成されたキーワードのことです。

例えば、キーワードが「脱毛」のみであると、検索ボリュームが大きい反面大企業も対策している場合がほとんどであるため小規模サイトがいきなり検索順位を取ることは困難です。

そのため、「脱毛 1回のみ 効果」など複数語句で構成されたロングテールキーワードで検索するユーザーの意図を考えてコンテンツを作成することで中小企業のサイトでも上位表示がしやすくなります。

中小企業がホームページ集客でSEO対策する場合は、まずは競合性が低く上位表示しやすいキーワードを狙うことがポイントです。

潜在層向けのキーワードも選定する

中小企業がSEO経由で見込み客からの流入を増やすためには、潜在層向けのキーワードを対策することも重要です。

潜在層向けのキーワードとは、まだニーズが顕在化していないユーザーが使用する可能性のあるキーワードのことです。ユーザーが抱える問題点や課題に基づくキーワード選定を行い、その課題解決を意識したコンテンツを作成します。

例えば、速乾性のスポーツウェアを販売したい時に「速乾性 Tシャツ」というキーワードはすでに大手企業が対策しており上位表示されることが難しくなります。

一方で、潜在層が検索しそうな「スポーツ観戦 暑さ 対策」などのキーワードであれば上位表示できる可能性が非常に高くなります。

このように、比較的上位表示しやすい潜在層が検索するキーワードの対策を行うことも中小企業のSEO対策のポイントとなります。

特定のトピックに対し専門性の高いサイトを目指す

大企業との競争において、中小企業が差別化を図るための有効な戦略の一つが、特定のトピックに特化した専門性の高いサイトの構築です。

特定の分野で専門的な知識を持つことによって、訪問者に対して信頼性を高め、検索エンジンからも高く評価されることが期待できます。

そのため、あるトピックに関して悩んでいるときにこのサイトを見れば全て解決できると認知されるサイト作りを目指すことが理想です。

例えば、リフォーム関連の事業をしている会社であればトイレやキッチンなど様々な商材を記事で取り上げるのではなく、まずは「床材」に特化した情報を提供するコンテンツに集中するイメージです。

1つのトピックに対して専門性の高いサイトは関連するキーワード群で順位が上がりやすくなる傾向があります。

大手企業のように扱う商材を全て紹介するの手間はなく、まずは自社の強みである特定の商品に着目して専門性の高いコンテンツを作成することもポイントとなります。

全てのSEO施策に取り組もうとしない

SEOに関する施策は数多く存在しますが、全てに手を出すことは中小企業にとって現実的ではなくリソースが分散し効果が薄れる可能性があります。

特に、中小企業がSEO対策をする場合は「特定のユーザーに対して価値のあるコンテンツを増やす」施策に重きを置くようにしましょう。

SEO対策にはさまざまなものがありますが、予算が限られる中で、全ての施策に取り組もうとするのではなくどの施策に取り組めば最も費用対効果があるのか検討し優先順位をつけて取り組むようにしましょう。

著者情報や監修者情報を明記する

著者情報や監修者情報をサイト上に示すことで、ユーザーおよび検索エンジンからの信頼度を向上させることができます。

著者の資格や経歴を具体的に紹介し、コンテンツのクオリティを保証することで、訪問者に安心感を供給します。

Googleの検査エンジンもより専門性の高い方が作成したコンテンツを評価することを示しています。

ユーザー目線からしてもそのトピックの専門家が、執筆した記事の方が信頼できるのは当然といえるでしょう。

Webマーケティング会社のサポートに頼る

中小企業が限られた予算やリソースの中で効果的なSEO対策を実現するためには、専門的な知識と経験を持つWebマーケティング会社のサポートに頼ることも一つの戦略です。

外部の専門家に頼ることで、最新のトレンドやテクニックを活用したSEO施策の実行が可能となります。

また、そもそもSEO対策の知識がない場合では手当たりしだいに時間やコストをかけるぐらいであれば初めからWeb集客は専門家に頼り会社の本業に集中した方が費用対効果が高くなります。

ホームページ集客はSEOだけでなくSNSや動画活用など総合的なマーケティング戦略を取り入れることでよりより集客が可能となります。

Webマーケティング会社に集客面を頼ることで、SEOのみならず総合的なマーケティング戦略を提供してもらえます。

ホームページ集客を成功させるためにSEO以外にすべき施策

ホームページの集客を成功させるためには、SEOだけでなく多角的なアプローチが必要です。

  • SNSマーケティング
  • 動画コンテンツの配信
  • ホワイトペーパーやメルマガの配信

これにより、SEOでアクセスアップを狙いつつ、より広範なターゲット層へ自社商品・サービスのアピールが可能となります。

SNSマーケティング

SNSマーケティングは、企業と消費者がダイレクトにコミュニケーションを図るための強力なツールです。

Facebook、Twitter、Instagramなどのプラットフォームを活用することで、ターゲット層とコミュニケーションをとりながら自社の認知度を高めることができます。

定期的にターゲット層が求める投稿をすることでフォロワーを増やし、その後の購買行動につなげることが可能です。

また、SNSには拡散機能もあるため自社の投稿を取り上げてもらうことでより多くのユーザーに自社のことを知ってもらえるでしょう。

動画コンテンツの配信

動画コンテンツの配信は、視覚的な情報を通じてユーザーに訴求する効果的な方法です。

動画は文章や画像だけでは伝えきれない情報や雰囲気を伝えることができます。

例えば、通常では説明書を読まなくてはいけないような商品の使い方に関する情報も短時間かつわかりやすくユーザーに伝えることが可能となります。

制作した動画をYouTubeやTikTokなど動画配信サービスにシェアすることで、多くの人々に自社商品を見てもらうことができるでしょう。

関連記事

ホワイトペーパーやメルマガの配信

ホワイトペーパーやメルマガは、自社商品やサービスについてより詳細な情報をユーザーに提供する手段として役立ちます。

SEOで自社サイトを見てくれたユーザーに対してホワイトペーパーのダウンロードやメルマガの登録を促すことでユーザーとのその後の関係を維持しやすくなります。

定期的な配信により、自社の存在感や魅力をユーザーに与えられ購買行動を促します。

中小企業がSEO対策をする際の注意点

中小企業がSEO対策を実施する際には、いくつかの注意点を理解しておく必要があります。

  • SEO対策は中長期的な施策であることを理解しておく
  • コアアップデートにより急な順位変動がある
  • 競争が激しいためリライト作業も必要となる

SEOの特性を理解しておくことで、長期的な継続やサイトの運用が可能となります。それぞれ確認していきます。

SEO対策は中長期的な施策であることを理解しておく

SEO対策は中長期的な施策であり、即効性のある結果を期待するのは難しいと言えます。新規サイトの場合、良質な記事コンテンツを作成したとしても検索エンジンにサイトが評価されて上位に表示されるまでに数ヶ月かかるケースがほとんどです。

また、検索エンジンのアルゴリズムは常に変化しており、その傾向を踏まえた継続的な取り組みが重要です。

キーワードのリサーチやコンテンツの改善にも時間がかかりますが、これを怠らずに行うことで競合に勝る集客効果を獲得できます。

結果がなかなか出なくても戦略を見直し、根気強く続けることが成功のカギとなります。

コアアップデートにより急な順位変動がある

Googleはユーザーファーストの検索結果を提供するために定期的なGoogleコアアップデートを実施しています。

Googleコアアップデートは、検索アルゴリズムに大きな変更をもたらすため検索順位が大きく変動することがあります。

そのため、これまで上位表示できていた記事がいきなり圏外に飛ばされるケースも見られるのです。

順位が急に下がった場合でも焦らず、どの要素が影響を受けたのかを分析しコンテンツの質を高めることで順位が回復していきます。

このような、定期的なコアアップデートに対応していくことも必要となるのです。

競争が激しいためリライト作業も必要となる

一度作成したコンテンツをそのまま放置するのではなく、定期的にリライトすることが重要です。

競合他社が、その時々に適したSEO対策を行うと自社のコンテンツの検索順位が落ちていきます。

検索エンジンの順位は変化していくため、過去のコンテンツを最新の情報に更新し、キーワードの最適化を行うことで検索順位を維持または向上させることができます。

市場の動向や消費者のニーズを定期的に見直し、それに応じた記事のリライトが長期的なSEOの成功につながります。

SEO対策やその他Web試作を取り入れて中長期的な集客を目指そう!

中小企業がホームページ集客ですべきSEO対策について紹介しました。SEO対策は、一時的な集客効果ではなく中長期的な視点での顧客獲得を目指す施策です。

ホームページへの集客体制を築くためには、適切なキーワード選定やコンテンツの質の向上が欠かせません。

それに加えて、コアアップデートや市場の変化にも柔軟に対応することも重要となります。

中小企業のホームページ集客はSEOをはじめSNSや動画などを活用した総合的なマーケティング戦略を取り入れることでよりより集客が可能となります。

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山本洋輔|なにゆえ株式会社 代表取締役

1986年生まれ 岐阜県出身。映像制作会社に勤務したのち独立し、のべ500社・1万件以上の様々な媒体・形式のクリエイティブを手掛ける。2014年にドイツ発の解説動画制作会社 simpleshowの日本法人立ち上げ期に参画、上場企業80社以上の解説動画を制作。2017年、幼児教育コンテンツの企画制作を手がける株式会社マルタントン取締役に就任し、マーケティング領域を担当。2022年、なにゆえ株式会社設立。2児の父。東京都多摩市在住。

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